December 9, 2020
本記事は Digital Identity技術勉強会 #iddance Advent Calendar 2020 9日めの記事です。
最近プレビューとして実装された Azure AD の CAE という機能がある。
もともと Azure AD で発行されるアクセス トークンは内包型トークンで、Azure AD の秘密鍵で署名されている。そのため RP はユーザーが提示したトークンについて、Azure AD に通信を行うことなく署名とクレームを検証することで正当性を確認できる。これは逆に言うとクライアントがトークンを一度取得すれば有効期限切れ (既定では 1 時間) まではリソースにアクセスし続けられる。
多くの場合この設計で問題となることは少ないが、以下のようなケースで問題となることがある。